目次
はじめに
どうも、おはこんばんちは。お茶太郎です。
4月1日火曜日は『映画.com』で映画ランキング情報が公開されました。
順位 | 先週 | タイトル |
1 | 1 | 映画ドラえもん のび太の月面探査記 |
2 | 初 | ダンボ |
3 | 2 | 翔んで埼玉 |
4 | 3 | キャプテン・マーベル |
5 | 4 | バンブルビー |
6 | 5 | 映画プリキュアミラクルユニバース |
7 | 6 | 君は月夜に光り輝く |
8 | 初 | 映画 少年たち |
9 | 7 | グリーンブック |
10 | 9 | えいがのおそ松さん |
先週末公開された『ダンボ』、初回2位ランクインでした。
『翔んで埼玉』は3位。
そして、1位は。。。
『ドラえもん のび太の月面探査記』
初登場の『ダンボ』を抑えての堂々の1位死守!! やはり国民的人気アニメは強いですね。
そして、『翔んで埼玉』はというと、初登場の作品に2位を譲るも、3位です。
まあ、初登場作品が上位に入るのは定番の流れで、よくある事です。
既に上映6週目。
多くの作品がTOP10から消えていく時期に差し掛かりました。
これから、2~3週間後どのポジションにいるかが重要となります。
来週、7位以下に落ちる事があれば、その後数週でTOP10から消えるという事もあり得ます。
2位に返り咲くか、もしくはランクを落としてしまうのか、ここが頑張りどころ、注目どころになります。
ということで、映画のお話はここまで。
ここからは、前回の続き。
はなわさんの『埼玉の歌』検証。
埼玉県は【快晴日数日本一】なのかどうか検証していきます。
お薦めデータソース 【過去の気象データ・ダウンロード】
今回のブログで活用させていただいたサイト、そこのデータについて解説していきたいと思います。
使用上の注意点や特徴など、皆さんがこのデータを使うときの参考になれば幸いです。

前回のブログでもご紹介したように、「熊谷市」「さいたま市」で取得できるデータ内容が異なります。
入手できるデータの範囲でいくつかのパターンがあります。
『気象庁 過去の気象データ検索』サイトの画面で、確認してみましょう。
◎●●■■
右から左に向かって、取得できる情報が増えていくようです。

地図の右側に表示される観測アイコンでも取得データの差を確認できます。
取得できるデータの範囲によって、ブロックを表すコードの桁数も、5桁/4桁と差があるようです。
このコードがURLに埋め込まれ、パラメータとなっています。
5桁ブロック気象データ 埼玉県熊谷市

5桁ブロックのサンプル、熊谷市です。
熊谷市のデータですが、下記のURLで、このようなデータを表示できます。
(表をクリックすると実際の気象庁ページにジャンプします)
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=43&block_no=47626&year=2018&month=1&day=&view=
4桁ブロック気象データ 埼玉県さいたま市
続いて、4桁のサンプル、さいたま市。


さいたま市のデータですが、下記のURLで、このようなデータを表示できます。
(表をクリックすると実際の気象庁ページにジャンプします)
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_a1.php?prec_no=43&block_no=0363&year=2018&month=1&day=&view=
このように、ブロックの桁数によって取得できるデータが異なります。
データを入手するときにはブロックコードにも気を付けてください。
また、5桁エリアでも、ある時期からデータが取得できていない地域もありました。
例えば、千葉県千葉市 2010年10月以降のデータ。
表右端の天気概況が、2010年10月以降データが発生していません。
2011年以降も2019年現在まで値がありません。
何かの事情により、データが取得できなくなることがあるようです。
今回の気象データは基本的に県庁所在地のものを取得しましたが、千葉県千葉市と山口県山口市で、ある時期以降天気概況が空白となっていました。
事前に気がついた千葉市のみ別の地域のデータを取得し直しました。
この気象庁の過去の気象データですが、県庁所在地でも取得できるデータ項目が少ない場合や、ある時期からデータが欠落する場合があります。
そこを気をつけながらデータ取得、活用しましょう!!
また、統計的信頼度を表中に記号で表示しています。
数値のみ使う場合は、この記号を上手く除外しましょう。
また、統計的な信頼度を重視するならば、この記号もきちんと保存しておきましょう!!
ということで、本題に。。。
データ出典 【過去の気象データ・ダウンロード】
今回の快晴日数日本一確認のため、気象庁の『過去の気象データ・ダウンロード』ページからデータを取得しました。
2000年01月01日から2018年12月31日までのデータを取得しています。
『快晴』となっているレコードのみカウントしています。
『快晴、大風を伴う』や『晴れ』などカウントには入れていません。
47都道府県(ボーナスエリア:昭和基地+1)、365日(うるう年無視)、19年分で換算すると。。。
単純計算で、332,880レコード。
きつかった、やらなきゃよかったorz
では、結果を見ていきましょう!!
2000年1月~2018年12月計
都道府県 | 市区町村 | 計 |
北海道 | 札幌 | 207 |
青森県 | 青森 | 174 |
秋田県 | 秋田 | 144 |
岩手県 | 盛岡 | 189 |
宮城県 | 仙台 | 219 |
山形県 | 山形 | 163 |
福島県 | 福島 | 197 |
茨城県 | 水戸 | 526 |
栃木県 | 宇都宮 | 560 |
群馬県 | 前橋 | 537 |
埼玉県 | 熊谷 | 857 |
東京都 | 東京 | 750 |
千葉県 | 銚子 | 451 |
神奈川県 | 横浜 | 645 |
長野県 | 長野 | 342 |
山梨県 | 甲府 | 746 |
静岡県 | 静岡 | 776 |
愛知県 | 名古屋 | 500 |
岐阜県 | 岐阜 | 495 |
三重県 | 津 | 343 |
新潟県 | 新潟 | 251 |
富山県 | 富山 | 375 |
石川県 | 金沢 | 310 |
福井県 | 福井 | 226 |
滋賀県 | 彦根 | 318 |
京都府 | 京都 | 228 |
大阪府 | 大阪 | 260 |
兵庫県 | 神戸 | 340 |
奈良県 | 奈良 | 260 |
和歌山県 | 和歌山 | 296 |
岡山県 | 岡山 | 404 |
広島県 | 広島 | 378 |
島根県 | 松江 | 244 |
鳥取県 | 鳥取 | 285 |
徳島県 | 徳島 | 423 |
香川県 | 高松 | 315 |
愛媛館 | 松山 | 446 |
高知県 | 高知 | 617 |
山口県 | 山口 | 77 |
福岡県 | 福岡 | 308 |
大分県 | 大分 | 355 |
長崎県 | 長崎 | 293 |
佐賀県 | 佐賀 | 408 |
熊本県 | 熊本 | 357 |
宮崎県 | 宮崎 | 621 |
鹿児島県 | 鹿児島 | 347 |
沖縄県 | 那覇 | 67 |
南極 | 昭和基地 | 786 |
2000年01月01日から2018年12月31日の期間計で、確かに快晴日数:857日で『埼玉県の快晴日数は日本一』でした!!!
そして、2位は静岡県静岡市(776日)、3位は東京都東京(750日)という結果となりました。
※東京都に関しては、気象庁のマップに新宿区がなかったため【東京】というエリアのデータをとっています。
そして、意外や意外。南極の昭和基地の快晴日数、786日!!
日数だけで言ったら、857日の埼玉県に次ぐ日数でした!!
南極って吹雪いているイメージしかありませんでしたが、意外に晴れの日も多いんですね。
ちなみに、2018年の月間の気象データはこちら!!
南半球なので季節反転、夏の1月で気温-1.0です。
冬の7月になると、-17.9です。日照時間も短く、月17.7時間。その前の月は「—」ですが、これ0時間ってことなんでしょうか???
いやー、想像もできない環境ですね。
意外な結果はもう一つあります。
快晴日数年間76日、那覇市が一番快晴日数が少ない!!
あれ。。データ間違っているか???
もしそうであれば、ごめんなさい。
データを扱う上で、『肌感』ってすごく大切だと思います。
那覇が一番快晴日数が少ない、なんとなく肌感にあいませんよね。
実務であれば、Rawデータに遡ってミスがないか検証します。
が、、、今回はそこは割愛。手を抜かせてもらいました。^^;
えれー、しんどかったぞ!! アホほど時間かかった!!
でも、これで埼玉県の快晴日数が日本一ということが証明されたぞ!!
他の県は、みんな県庁所在地のデータですよね。
でも、埼玉県は熊谷市じゃないですか???
「埼玉県さいたま市」と「滋賀県大津市」だけ、県庁所在地なのに4桁地区なんだ。
だから、気象概況のデータが取れる「熊谷市」「彦根市」のデータを使ったからな。
熊谷市って日本で一番暑い場所ですよね。
しかも、一説によればほぼ群馬だとかなんだとか。。。
その暑い「ほぼ群馬」のデータを持ち出して、「埼玉県は日本一快晴の日が多い」っておかしくないですか???
しかし、現実問題として、実データが取れない場合は今回みたいにみなしのデータで分析しないといけないケースが実務上でも多々あるんだよ。
近似値をとるとか、隣接する地域のデータを採用するとかな。。。
一定のサンプルのみを調査して、そこから全体像を推測するウェイトバック集計ってのもあるしな。
馬鹿正直に全数調査していたら、コストが膨大に膨れ上がるからな。。。
なんか言いくるめられた感は否めませんが、日本一暑い地域である埼玉県熊谷市をベースに集計する限りでは、埼玉県の快晴日数は日本一という事はわかりました。
ちなみに、熊谷市の快晴日数を時系列で見てみると下記のようになります。
人が判断しているんじゃないんですよね???
どうやっているんだろうな?
まとめ
ということで、本日はここまで。
- 気象庁の過去データ2000年01月01日から2018年12月31日のデータを観る限り、埼玉県「熊谷市」は快晴日数日本一の地域
ただし、今回データを取得した地域外で快晴日数が多い地域があるかもしれません。 - 全国平均と比較すると明らかに快晴日数が多いことも確認
最後に
ということで、本日はここまで。
それではまた。。。ノシ〜〜〜〜
次のページにエリア×年別の詳細データを記載しています。
ご興味ある方はそちらもご確認ください。
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