はじめに
昨日アップした最高気温の時系列グラフ、1990年を過ぎてから最高気温が急激に上昇しているように見えます。
急激な温暖化が進んでいるのでしょうか?
7月/8月の最高気温推移 線形近似
上昇度の変化を可視化するため、昨日のデータを回帰分析し、2050年の最高気温をシミュレーションしてみたいと思います。
データ出典:気象庁過去の気象データ検索
①まずは、昨日の状態のデータを使って、予測してみます。
すると。。。
2018年では38.2℃程度、その後の2050年には39℃を超えていきます。
この数値だけでも驚くべき数字です。
さてさて、では1990年前後を軸に、未来予想をしてみましょう。
7月/8月の最高気温推移 線形近似 1910年~1990年
②続いて、1990年以前を切り出して可視化。
やはり気温の上昇は1990年以前は穏やかだったようです。
先ほどの近似線よりも傾斜は緩和し、1990年以前のデータ上では2018年は概ね37.2℃、その後2050年を迎える頃には概ね37.8℃程度に収まりました。
7月/8月の最高気温推移 線形近似 1970年以降
③最期に、1990前後の傾向を見るため、1970年以降の数値を抜き出してみてみます。
1990年を境に、明らかに傾向が変わっていますね。
数値を見てみると2018年時点で概ね38.8℃、2050年になると40.5℃まで跳ね上がります。
このように、1990年以降急激な温暖化が進み、今後劇的な環境変化が訪れるのでしょうか。。。。
気温上昇モデル まとめ
上記をまとめてみるとこのようになります。
気温上昇モデル | 2018年 | 2050年 |
モデル① | 38.2℃ | 39.1℃ |
モデル② | 37.2℃ | 37.8℃ |
モデル③ | 38.8℃ | 40.5℃ |
数値の切り出し方によって、結果が大きく変わる事がわかります。
ただ、上の数表を見る限りでは、私の肌感覚で言えばモデル②がしっくりきますね。
また、時系列のグラフと気象データであるという特性からしても、ある時点を境に急激に数値が変動するとは思えません。
とすると、1990年以降で気温の計測方法が変わったのかもしれませんね。
そもそも、7月と8月の日別データのうち、最も高い温度の最高気温を抜き出したデータです。9月に最高気温を更新している可能性もあります。
また、あくまでエクセルの機能をつかった簡易的なシミュレーションです。
しかも、決定係数などで当てはまりの良さを見ている訳ではありませんから、信頼度は低いかもしれませんね。
ただ、いずれにせよ気温は上昇傾向にあることは間違いないと思います。
何よりも、体感的にとてつもなく暑い、熱いです。
少し真剣に環境問題を考えなくてはならないかも知れませんね。
大量生産、大量消費経済の限界がまずは環境という側面から現れだしているのかも知れません。
最後に
という事で、本日はここまでとさせていただきます。
それではまた。ノシ〜〜〜